「どいて!そこ!いやぁああああ!!」

着ているドレスを膝上までたくし上げてものすごい速さで走っているあ・た・し(ウフ)

なぜこんな事になったかと聞かれるととっても困るのですが・・・あえて言うのなら

『ホストに追いかけられてまーす(ハート)』

なんでこんな事になったのかは自分でもイマイチ分からないのですが

いつもどおりVONGOLEに行って軽く綱吉をからかってヒバリンにエロ話を持ちかけて



あ゛・・・コレだ・・・



だって今あたしヒバリン(正確に言うと雲雀)に追いかけられてるもん。

ー噛み殺してあげるよ」

「ギャーヒバリンがきたー!!」

「その呼び方・・・止めてっていつも行ってるよね?(黒笑)」

“止めて”って言うと同時に夜の人間の癖にものすごい速さで



あたしの前に立ちふさがってきました・・・



「なななんでしょうか?ヒバリしゃっ・・・さま!(噛んじまったー!)」

「なに噛んでるの?」

「あのーなんで追いかけてくるの?」

が悪いんでしょ?」

「えぇえ!あたしなんかしたっけ?!」

分かってるよ。なんで雲雀が怒ってるのか。

「いちいち店に来て僕をからかうのは止めない?」

「からかってないよ?ただね・・・」

「ただなに?場合によっては噛み殺すよ」

殺せないくせに。

「雲雀のね、かわいい顔が・・・照れ顔が見たいんだ」

笑ってそういってみる。

この思いはまだ言いたくないけど・・・でも言いたいから

あたしなりの遠まわしでそう言葉を紡いでみる。

「何ソレ?告白?」

「別に?独り言だよ」

「ふぅーん」

「じゃぁねヒバリン」

しゅたっ!

こんな効果音がつきそうな速さであたしは忍者みたいにその場を

立ち去ろうと思ったのですが

いきなり、ヒバリンに腕をつかまれて叶いませんでした
 
・・・?明日もお店来るよね?」

「・・・・はい行きましゅ・・・」

また噛んだよあたし・・・

「じゃぁ明日ね。覚えといてね明日は僕の貸切だから」

貸切・・・?

「え゛ー!?」

ちょちょちょ!雲雀の貸切って・・・!

明日はそのまま・・・朝まで・・・?

それはまずい!あのドSのことだからあたしの事殺しかねない!

。朝まで一緒だね」

この時雲雀が薄く。本当に薄く笑った気がします。

ほんとうに珍しいこと。

明日が怖いです。

最後に見たいのは貴方のその笑顔
(それでも見たいのは貴方のその笑顔です)
(そう・・・危険を冒してでも!)