私が初めてホストクラブに行くきっかけになったのは街で数人のホストに自分達のクラブにこないかと誘われたことだったかな。そのホストたちの誘いを何回も断ったけど結局強引に連れていかれてお金もそんなに持ってないのにどうしようとか困ってた気がするなあ。そんな私に「こんばんは。」と声をかけてきたのは、え、君は本当にホストなの?と思うぐらい小柄でかわいらしいツナだったよーな違うかったよーな。その時の私はかわいらしい顔のツナが小悪魔キャラで腹黒い性格だとは思わなかった・・・思うはずがなかった。最初にツナを見たとき天使だ!って思ったもん。





「ツナー。」

「何?」

「私、ツナに初めて会ったときのこと思い出してたんだけと、ツナって私に初めて会ったときからここのNo.1だったっけ?」

「うん、そうだよ。」

「なんでNo.1のツナが私なんかに話しかけてきたの?」

「そりゃ、いいカモって思ったから(にこ)」

「いいかも??」

「利用しやすい人ってことだよ(にっこり)」

「な、なにそれ・・・笑顔でそんなことを言うなー!ツナの腹黒!!」

「それ、最高の褒め言葉だよ。俺は腹黒キャラで売り出してるから、そう言ってもらえると嬉しいよ。(クス)」

「別に褒めたわけでもなんでもないんだけど!」

「ふーん。(つーん)」

「たまにツナってツンデレになるよね・・・。」

「は?なるわけないじゃん。ツンデレなのは雲雀さんだけ。あ、獄寺くんもか・・・。俺は腹黒だよ。もしかしてはツンデレがタイプなの?」

「全然!確かに雲雀さんとか獄寺さんはかっこいいけど!」

「うわー今の言葉傷ついたー。まるで俺が格好悪いみたいな。」

「しょうがないよ、ツナはかわいいもの。」

「ふーん、それがの本音ですか。へぇー俺が可愛い?傷つくんだけど。俺、これでも男だよ?(ぐすん)」

「えぇ?!あ、ちょっ泣かないで・・・!」

「うえぇーん・・・って泣くわけないじゃん。そこまで弱くないよ、涙腺。見くびらないでよね。でもさ、もしここで俺が泣いたら俺の虜になってるお客さんとかホステスさんたちがのことぼっこぼこにするのになー・・・あーあ悔しい、涙出てこないかなー・・・」

「ちょっと!なにツナ恐ろしいこと言ってんのよ!ぼっこぼことか本当やめてよね、縁起でもない。」

「ハハハ、冗談だよ。そのぐらい俺は傷ついたっていうこと。」

「冗談に聞こえなかったよ。怖いなぁツナは・・・。」

「とりあえず慰謝料がわりにドンペリ飲まして。」

「ドンペリ!?私お金持ってな「すいませーん!ドンペリ一本お願いしまーす!」

「え・・・ちょ・・・・・・・・・。」

?どうしたのそんな顔して?」

「この小悪魔ー!」

「どういたしまして(にっこり)」





小悪魔的スマイル




そういやツナが小悪魔だと判明してからお金が財布の中からどんどん消えていくなあ・・・。けど、どんなにお金が消えようと毎週、毎日のようにこのホストクラブに来てしまうのはツナのこの小悪魔的スマイルに病み付きになっているからなのかな・・・?


、飲もうよ、ドンペリ。」
「・・・・・・。(むす)」


だとしたらものなんかすごく悔しい。


「ああ!もうこうなったらやけ酒してやるー!」
「すいませーん!ドンペリもう一本お願いしまーす!!」
「ハハハ、ツナ!もう私の財布からっぽだよ!!(泣)」


END
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